「もう悩まない!骨粗鬆症診療」に論文2つ寄稿しました

1)金沢一平:治療効果が十分と判断するにはどのような場合か?そのようなときはどうするのか?もう悩まない!骨粗鬆症診療 あなたの疑問にお答えします、日本医事新報社、東京、110-114, 2022

2)金沢一平:2型糖尿病に対する骨粗鬆症対策は?もう悩まない!骨粗鬆症診療 あなたの疑問にお答えします、日本医事新報社、東京、161-166, 2022

骨粗鬆症の治療効果を判定するためには、どうすれば良いのでしょう?

骨粗鬆症の治療効果判定には、骨代謝マーカー、骨密度、新規骨折発生を用いて評価します。骨代謝マーカーや骨密度を評価する際に、最小有意変化ということを意識しておく必要があります。また、これらの指標をどの治療薬を使った時に、どの時期に評価するのかもポイントになってきます。

エール君
エール君

治療の評価法を知っておかないと、治療効果を見誤る可能性があるので、とても重要ですね。

糖尿病が骨粗鬆症による骨折のリスクになることが明らかとなりました。しかし、実際に診療するにあたっての注意点についてあまりご存じない先生方もおられます。この項では糖尿病がなぜ骨に悪いのか、骨折のリスク因子には何があるのか、治療はどうするのか、などについて解説しました。

エール君
エール君

糖尿病患者さんが骨折すると、運動療法ができなくなり、糖尿病自体も悪くなる悪循環に陥ります。重要な課題です!

本書がみなさまのお役に立てれば幸いです!

金沢一平 糖尿病と骨粗しょう症専門医からの提案