3月12日
出雲市立医療センターの内科の先生方を対象に、DPP-4阻害薬を中心とした糖尿病治療についての講演と、現在計画中の多施設共同研究についての説明会にいってきました。
医療センターにはもともと糖尿病専門の先生が一人おられるのですが、現在産休中のため当科から毎週外来診療をしに行っているような状況です。糖尿病を診る医者が一人しかいないので、他の専門の先生方も多くの糖尿病患者さんの診療にあたっているようで、大変ご苦労されているとのことでした。
2009年末にDPP4阻害薬が発売されてから、糖尿病治療にも変革が起こりました。BOTの考え方や低血糖に対する考え方についても年々新しい考え方がでてきています。
糖尿病患者の数が急増している中、どうしても非専門医が糖尿病患者を診る機会が増えていくと思います。したがって、地域の先生方にも最新の糖尿病治療の考え方などの情報をお伝えしていくことも、糖尿病専門医の非常に重要な仕事だと思います。
今回の講演を通じて、まだまだ一般臨床で多くの糖尿病患者さんを診ておられる先生達とも、最新の糖尿病治療の考え方を共有していかないといけないな、と感じました。
大学人だからこそできる島根県医療への貢献と、島根から新しいエビデンスを常に発信していけるように、皆さん一緒に頑張りましょう!
講演の後には出雲市内に繰り出して、医療センターの先生方と交流会(飲み会)をしました。
非常にアットホームな雰囲気で、楽しい先生方ばかりでした。こういったいい先生方に診ていただいている患者さんたちは幸せなんだろうな、と感じました。
医療センターの先生方、深夜までお付き合いいただきましてありがとうございました。