日本サルコペニア・フレイル研究会のNewsLetterの論文紹介のコーナーで大阪大学老年・腎臓内科学の杉本研先生に我々の臨床研究の論文を取り上げていただきました。
サルコペニア(筋力減少症)は高齢者の要介護・要支援の原因の中でも重要な疾患です。
以前より糖尿病患者ではサルコペニアの合併が多いという事は知られていましたが、そのメカニズムについては未だ明らかになっていません。
我々の研究では、糖尿病患者におけるサルコペニアの原因として内因性インスリン分泌能低下が重要であり、したがって将来のサルコペニア発症を予防するためには膵β細胞機能を保つようにコントロールすることが重要であることを報告しています。
高齢者糖尿病患者さんのADL・QOLをどうやって維持しているかは大きな課題であり、超高齢化社会を迎えた我が国においてますます重要性を増してきています。
今後も臨床に役立つ研究を発信していきたいと思います!