6月7~11日まで米国サンフランシスコにて開催されました米国糖尿病学会に参加、研究発表を行ってきました。
近年の糖尿病学会ではSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬を中心に大規模研究が発表されることが多く、とても勉強になるとともに刺激をいただきます。
また、世界的な高齢化にともない心血管合併症以外にも、運動器障害などに着目した研究発表も増えてきています。
僕は糖尿病による筋肉(力)減少症(サルコペニア)について、advanced glycation end products (AGEs)が筋芽細胞の分化障害とアポトーシスを引き起こし、IGF-I/AktシグナルがAGEs作用阻害に有用である可能性について報告してきました。
海外の研究者ともいくつかディスカッションでき、とても有意義な学会になりました。